★スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

★『足洗い屋敷』 本所七不思議  其の陸

ashiarai_op.gif

『足洗い屋敷』 本所七不思議  其の陸 

江戸時代の話でございます。
本所は三笠町に旗本屋敷がございまして、味野某(小宮山某とも)なる旗本が住んでおりました。
ある日、屋敷の天井裏からもの凄い音がして、「足を洗え?」との声が響き渡ります。
何事かと思うと、天井がバリバリと割れ、そこに大きな足が現れたのでございます。
屋敷中の人はもう恐怖で腰を抜かし震えるばかり。
天井を突き破って巨大な足が出て来たんですから、もうこりゃあ誰だって腰を抜かすってもんです。
何もせずにいると足は次々に天井を突き破り暴れ回る始末。
「足を洗え?足を洗え?」って。
これが毎晩続くわけです。
堪ったもんじゃない。
なんとかせねばって云うんで、意を決してお女中の一人が足を洗ってみることにしたんですな。
「洗いますから?洗いますから?、おとなしくしてくださ?い」とか言ったんでしょうか。
足は、剛毛に覆われていたとか、泥だらけ、はたまた血だらけだったとか。
まあ汚い足であったと云うことでしょう。
その汚くて大きな足をキレイに洗ってやると、足は天井に消え失せてしまったと云うことです。
満足したんでしょうな、その後は出なくてなったと申します。

この話、正体は狸だったとか、その狸が仇討ちの助っ人をしたとか、足が泥棒を踏み捕まえたとかの話もあるそうです。

落語でお馴染みの「本所七不思議」。
(実際は、本題「浅井の化け物娘」に入る前のマクラ部分)
江戸時代に流行った怪現象話でございます。

「こ、これは絶対に妖怪が絡んでる!」と勇んで巡ってまいりました。
順番があるかもしれませんが、今回は私が回った順でご紹介。
六ヶ所目は、『足洗い屋敷』でございます。

続きを読む

★『消えずの行灯』 本所七不思議  其の伍

kiezunoandon_op.gif

『消えずの行灯』 本所七不思議  其の伍 

江戸時代の話でございます。
本所に掘割がありまして、これを本所割下水と呼んでおりました。
下水と申しましても今の下水とは違い湿地帯から水を排水する為のもの。
本所と云う所は低地の湿地で埋め立てて作られた町という訳でございます。
割下水は北と南の2本が有り、今回は南、本所南割下水のお話。
この割下水、だいたい1間(1.8m)の幅がありまして両側が道になっておりました。
そして、夜になるとこの道に屋台の蕎麦屋が見かけられたそうであります。
その屋台の中に、行灯は灯ってるが何時行っても店主が居ないと云う奇妙な屋台が噂になりまして、怪談話になった次第です。
行灯が灯り、湯も沸いている、見るからに営業中。
しかし、用を足してるんだか水を汲みにいってるんだか、肝心の店主が居ないのでございます。
物好きな輩が夜が明けるまで待ってみましたが、一向に帰ってくる気配がない。
しかもおかしな事に待ってる間、油を足した訳ではないのに行灯が灯りっぱなし。
それを見た客は気味悪がって逃げ出したのでございます。
その蕎麦屋、割下水付近に知らない間に現れて、知らない間に消えている。
狐狸の仕業かなんなのか、全く不思議な話でございます。
そして、万一にも「油が勿体ない」などと気を利かせて灯を消してはいけません。
後に凶事が起こるとの事でございます。

落語でお馴染みの「本所七不思議」。
(実際は、本題「浅井の化け物娘」に入る前のマクラ部分)
江戸時代に流行った怪現象話でございます。

「こ、これは絶対に妖怪が絡んでる!」と勇んで巡ってまいりました。
順番があるかもしれませんが、今回は私が回った順でご紹介。
五ヶ所目は、『消えずの行灯』でございます。
別名『燈無蕎麦』(あかりなしそば)とも申します。

続きを読む

★『津軽屋敷の太鼓』 本所七不思議  其の肆

tsugarunotaiko_op.gif

『津軽屋敷の太鼓』 本所七不思議  其の肆 

江戸時代の話でございます。
本所に弘前藩は津軽家の大名屋敷がありました。
大名屋敷と言えば上屋敷、下屋敷。
今回は上屋敷でのお話。
この津軽家の屋敷には火の見櫓(やぐら)がありまして。
多分、大名火消(だいみょうびけし)と云う役だったのでございましょう。
この役は、「赤穂浪士」の浅野家が有名でございますかな。
それでこの火の見櫓には、火事の時に打ち鳴らす板木(ばんぎ)が吊り下げられてるのでございますが、この板木叩くと何故か太鼓の音がするそうで。
不思議と言っちゃあ不思議ですが、確証がない。
いやいやそうでは無く、津軽家の櫓は最初から太鼓であったとか、
いやいや太鼓の形をした板木だったとか、まあ色々と噂したのでしょうな。

当時、町人組織の町火消(まちびけし)は板木、大名火消は太鼓、半鐘と云う説があったとか。
だから津軽家の櫓には、やはり太鼓があったのでは。
町火消がヒーローの江戸の下町、なにやらお武家様へのからかい話にも聞こえますな。

落語でお馴染みの「本所七不思議」。
(実際は、本題「浅井の化け物娘」に入る前のマクラ部分)
江戸時代に流行った怪現象話でございます。

「こ、これは絶対に妖怪が絡んでる!」と勇んで巡ってまいりました。
順番があるかもしれませんが、今回は私が回った順でご紹介。
四ヶ所目は、『津軽屋敷の太鼓』でございます。

続きを読む

★『狸囃子』 本所七不思議  其の参

tanukibayashi_o.gif

『狸囃子』 本所七不思議  其の参 

江戸時代の話でございます。
稲穂が頭をたれ、少し過ごし易くなった秋の夜の事。
横になっておりますと、夜風にのってお囃子が聞こえて来るじゃありませんか。
祭りでもやっているのかと、ちょいと外に出てみますとあちらの方から聞えて来る。
こいつは近くだってもんで、お囃子の音がする方へ行ってみる。
しかし、追いかけて行けば行く程、お囃子の音も遠ざかっていく。
おまけに聴こえていた方角も、あっちこっとに変わる始末。
こうなりゃもう意地ですわな。
是が非でも見つけてやると。
どれくらい時が経ったんでしょう。
気がつくととんでもない処まで来てしまってる。
「ここはどこだい?」
ススキの原でぽつんと一人佇んでいる訳でございます。
「こりゃ、狸にばかされた」
ススキの原でのお月さんは、さぞかし美しかったことでしょうな。

落語でお馴染みの「本所七不思議」。
(実際は、本題「浅井の化け物娘」に入る前のマクラ部分)
江戸時代に流行った怪現象話でございます。

「こ、これは絶対に妖怪が絡んでる!」と勇んで巡ってまいりました。
順番があるかもしれませんが、今回は私が回った順でご紹介。
三ヶ所目は、『狸囃子』でございます。
このお話は、『馬鹿囃子』とも申します。

続きを読む

★『落葉無き椎の木』 本所七不思議  其の弐

ochibanakishii_op.gif

『落葉無き椎の木』 本所七不思議  其の弐 

江戸時代の話でございます。
本所に平戸新田藩は松浦家の大名屋敷がありました。
大名屋敷と言えば上屋敷、下屋敷等と分かれていますが、今回は上屋敷での出来事。
この上屋敷、大川(隅田川)端にある大きなお屋敷で、川に沿って長い塀が続きます。
そして、その塀沿いには大きな椎の木が植わっておりました。
しかし、この椎の木、葉を落さない。
椎の木と言えば常緑樹、落葉樹ではありませんが、少し位は落ちるはず。
いえいえこの木は、ただの一葉も落さないのございました。
庭師がせっせと片していたなんて野暮な事は言いっこなしです。
なんとも不思議な椎の木でございます。
何が原因か…、それは謎のままと云うことで。
気味が悪かったのか、お大名様もこの上屋敷はあまり使わなくなる始末。
後にこの木は有名になり、この松浦家の上屋敷は、「椎の木屋敷」と呼ばれるようになったそうでございます。
この椎の木、なかなかの銘木であり大川を交えた景色は風流であったと申します。

落語でお馴染みの「本所七不思議」。
(実際は、本題「浅井の化け物娘」に入る前のマクラ部分)
江戸時代に流行った怪現象話でございます。

「こ、これは絶対に妖怪が絡んでる!」と勇んで巡ってまいりました。
順番があるかもしれませんが、今回は私が回った順でご紹介。
続いて二ヶ所目は、『落葉無き椎の木』でございます。

続きを読む

最新記事
02.03
鬼鬼鬼(とどろき)2
01.22
鬼鬼鬼(とどろき)
09.19
大熊手(おおくまで)
07.24
ちょっと書き直し
07.22
朱の盆(しゅのぼん)
カテゴリ
  1. お知らせ(28)
  2. 妖怪画(227)
  3. 妖会記(32)
  4. 怪訪記(16)
  5. キャラクター(27)
  6. ミニゲーム(7)
  7. マンガ(30)
  8. 雑記(13)
月別アーカイブ
QRコード
QR
関連リンク
リンク

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。