輪入道(わにゅうどう)

輪入道 わにゅうどう
-車の轂(こしき)に大なる入道の首(くび)つきたるが、かた輪(わ)にてをのれとめぐりありくあり。これをみる者魂(たましゐ)を失(うしな)ふ。此所勝母(せうぼ)の里(さと)と紙にかきて家の出入の戸におせば、あへてちかづく事なしぞ。-
鳥山石燕の『古今画図続百鬼』にこう記されている。
牛車の車輪に入道の首がついた妖怪。
夜な夜な通りを徘徊し、姿を見たものは、魂が抜けてしまうらしい。
「此所勝母の里」と書いた紙を家の戸に貼ると魔除けとなり、この妖怪は近づかないとのこと。
『今昔画図続百鬼』の片輪車の男性版といったところか。
おどろおどろしさもあり、かつマシーンの様なかっこよさもある。
炎を吹き上げなら京の朱雀大路を夜な夜な疾走する輪入道を想像してごらん。
かっこいい~。( ・∀・) ~♪
ゲゲゲの鬼太郎では口から怪光線をだす妖怪だったな~。
その光線を浴びるとどんな物でもダイヤモンドになってしまうすごい設定だったけど。
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