泥田坊(どろたぼう)

泥田坊 どろたぼう
- むかし北国に翁あり。子孫のためにいさゝかの田地をかひて置て、寒暑風雨をさけず時々の耕作おこたらざりしに、この翁死してよりその子酒にふけりて農業を 事とせず。はてにはこの田地を他人にうりあたへければ、夜な夜な目の一つあるくろきものいでゝ、田をかへせかへせとのゝしりけり。これを泥田坊といふと ぞ。-
鳥山石燕の『今昔百鬼拾遺』にこう記されている。
一つ目で黒い体の妖怪。
夜な夜な田圃に現れ「田を返せ、田の返せ」罵る。
酒ばかり飲んで田圃をほったらかしにした放蕩息子を恨んだ農民の念が妖怪化したものらしい。
石燕先生の画は吉原の話しを絵解きにしたとされる説もある。
むかし家も田んぼ売っちゃったからな~ (´・ω・`)
泥田坊に罵られたかもしれん。
スポンサーサイト
妖怪ショートアニメ「ちみちみ怪々」
公式ホームページで公開中!
(別ウィンドウで開きます。)