青行燈(あおあんどう)

青行燈 あおあんどう
-燈(ともしび)けんとして又あきらかに、影憧々(かげどうどう)としてくらき時、青行燈(あおあんどう)といへるものあらはるゝ事ありと云。むかしより百物語をなすものは、青き紙(かみ)にて行燈(あんどう)をはる也。昏夜(こんや)に鬼(き)を談(だん)ずる事なかれ。鬼(き)を談(だん)ずれば怪(くはい)いたるといへり。-
鳥山石燕の『今昔百鬼拾遺』にこう記されている。
青行燈(あおあんどん)とも。
俗に百物語をすると怪異が起るとされ、百話目が終ったら現れるとされる妖怪さん。
黒い長い髪に角、大きく裂けた口にお歯黒、そして白い着物を着た鬼女姿。
江戸時代、百物語をするときは恐怖の演出に行灯に青い紙を貼ったことからこの名前となったとの説もある。
怪異を恐れて皆99話目で止めていたらしい。
だからかどうか知らないが、青行燈が現れたと云う記録はない。
「…で、振り向いた顔を見たらなんと目鼻が無いのっぺらぼうだったそうな」
パチパチパチ(拍手)
司会:は~やっと百話終りました!皆様お疲れさまでした。
それではお待ちかねのレア妖怪「青行燈」さんに登場して頂きます。
皆様拍手でお迎えください。
それでは、せ~の!
『あおあんどんさ~ん!』
ヽ( ´∀`)( ´∀`)( ´∀`)( ´∀`)( ´∀`)ノ
青行燈: …………………………
司会:えっ… それではもう一度。 ?(゜д゜)ゞ
『あおあんどんさ~ん!』
ヽ( ´∀`)( ´∀`)( ´∀`)( ´∀`)( ´∀`)ノ
青行燈: …………………………
司会:… どうぞ… え~ 青行燈さん…? ( ̄д ̄;)ゞ
青行燈:しゅ、出演は… じ、辞退させてください… ((((; ̄皿 ̄;))))
わ、わたし… ひ、引きこもりが長くてぇ…
ひ、人前に出た事がないんですよぉ~…
今まで皆が99話目で止めてたんだから、いざ100話目を話しちゃ青行燈さんは困っちゃう。
みんな青行燈さんを困らせないでね。( ´∀`)ノ
妖怪ショートアニメ「ちみちみ怪々」
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