波山(ばさん)

波山 ばさん
-深薮(ふかきやぶ)のうちに生(しょう)じ、常(つね)に口(くち)より火(ひ)を吐(はき)て夜々(よよ)飛行(ひげう)すとぞ。-
『繪本百物語』-桃山人夜話-(画図文)にこう記されている。
「婆娑婆娑(ばさばさ)」「犬鳳凰(いぬほうおう)」とも。
山中でバサバサと羽音をさせ人を驚かす鳥系妖怪。
また深夜にバサバサと門を叩き、音に気づいて外に出てみれば何も居ないと云う怪現象もこの妖怪の仕業とされている。
口から吐く炎は、狐火などと同じで物を燃やすことはないと云う。
実在の鳥、ヒクイドリ(火食い鳥、食火鶏)がモデルになったとも云われている。
私、幼少のころ巨大鳥を見た事があります。
虫歯痛で泣いていて母におんぶされ外に出たときの事。
バサバサバサバサ
100m先に見える民家の防風林の松に大きな鳥が飛んで来て止まったのでございます。
そして、その木にはなんと巣があり小鳥が餌をねだってるではありませんか。
「うわ~なんて大きな鳥なんだろう。あれが鷲って言う鳥なのかな~」
と歯痛に顔を歪めながら思っていたのです。
夢か現か幻か。
未だにはっきりしない記憶でございます。( ̄_ ̄)ノ
因みに兄も同じ場所で巨大鳥を見ております。
ま、まさか… あれが、波山(ばさん)か! (;゚Д゚)
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