墓の火(はかのひ)

墓の火 はかのひ
-去(さ)るものは日々にうとく、生ずるものは日々にしたし。古きつかは犁(すか)れて田となり、しるしの松は薪(たきゞ)となりても、五輪(ごりん)のかたちありありと陰火(いんくは)のもゆる事あるいはいかなる執着(しうぢゃく)の心ならんかし。-
鳥山石燕の『今昔画図続百鬼』にこう記されている。
怪火の一種。
画を見ると荒れた墓の元から炎が燃え上がっている。
墓の主の怨念なのだろうか。
人体から出る鱗火であるとも云われている。
荒れ果てた墓地に提灯火はいた。
蓑草鞋さん… 済みません… 私が変な誘いをしなければ… (ノω・、)
蓑草鞋さんを弔うつもりで墓場に来たけれど… (´-д-;)
やはり私はただの鬼火でしかない
鬼火は墓が一番お似合いさ…
残りの余生はこの墓場で過ごすのもいいかもね… (´д` )
もっとも夜更けの墓場に人なんて来ないだろうけど… (´・ω・`)
ちょっとあんた、なんて云う鬼火だい?
はっ!あ、あなたは?!Σ( ̄□ ̄;)ハッ
つづく
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