提灯火(ちょうちんび)

提灯火 ちょうちんび
-田舎(いなか)などに提灯火(てうちんひ)とて畔道(あぜみち)に火のもゆる事あり。名にしおふ夜(よる)の殿(との)の下部(しもべ)のもてる提灯(てうちん)にや。-
鳥山石燕の『今昔画図続百鬼』にこう記されている。
田舎の畔道などに出没する鬼火の一種。
低空を漂い遠目でみると提灯の火のように見える。
狐や狸の仕業とも云われている。
因みに鳥山石燕の『今昔画図続百鬼』には、鬼火の下に狐のシルエットが描かれている。
似た妖怪(怪現象)に『画図百鬼夜行』の「狐火」があるが、これとはまた違うようだ。
妖怪「蓑草鞋」さんは嘆いていました。
そこに声をかける者あり。
もし、蓑草鞋さん
はっ、鬼火!Σ( ̄□ ̄;)ハッ
…ははは やはり鬼火にしか見えませんか…。( ´Д`)
えっ? 鬼火じゃないとすると、あなたは?( ̄0 ̄;)
私は「提灯火」と申します。
いやいや、提灯の火ではなく提灯の火の様に見えるからですがね。
何ぶん鬼火族と言うのは脇役で、存在で言うと刺身のツマ的な扱いでして…
我々を見ると皆さん「鬼火!」って一括りにされてしまいます。
そして、私はその中でもまたマイナーな存在でございます。
誰も通らない田舎の畔道で漂って、たまに人に見かけられりゃあ「鬼火!」で終わり。
そんな人生が嫌になってきましてね~。(|||´Д`)=з
ああ、あなたも地味で悩んでらっしゃると…。(´・ω・`)
蓑草鞋さんの嘆きを聞き共感するところございまして声をおかけしたしだいで。
どうです、私と組みませんか?(`・ω・´)ノ
なにか良い手があるのですか!(゚д゚; )
私と合体することで新しい妖怪に変身するのです。(`・ω・´)
そ、それは!(゚д゚; ))))
つづく
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