乳鉢坊(にゅうばちぼう)

乳鉢坊 にゅうばちぼう
-へうたん小僧に肝(きも)を消して青ざめたりしが、乳ばち坊の泉ばちのおとに夢さめぬとおもひぬ。-
鳥山石燕の『百器徒然袋』にこう記されている。
芝居や、祭礼に使う銅盤(打楽器)の付喪神らしい。
乳鉢とは、薬調合などに使われるすり鉢のこと。
この打楽器が、乳鉢に似ているのでそう呼ばれたのだろうか。
画を見ると、今で云うならシンバルを被ってる様に見える。
音をたてて驚かす妖怪か?
室町時代の『百鬼夜行絵巻』にも似た妖怪が描かれているので、古株の妖怪のようだ。
『百器徒然袋』では、前に描いた“瓢箪小僧(ひょうたんこぞう)”とセットに描かれている。
これは、漫才の図か?
じゃわぁ???????んんんんんん!
弟子:「なんだ、なんだ!」Σ( ̄□ ̄;)
石燕:「酔えば酔う程… 今けえったぞ?!」(///∀//)っ/◎⌒☆
じゃわぁ???????んんんんんん!
石燕:「酔えば酔う程…」(///∀//)っ/◎⌒☆
弟子:「せんせ?、やめつくんない みんなの夢がさめちまわぁ」(´・д・`)ノ
「乳ばち坊の泉ばちのおとに夢さめぬとおもひぬ」とある。
案外、石燕先生が酔っぱらって打ち鳴らしながら帰って来て、
みんなに迷惑をかけていた話なのかもね。( ´∀`)
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