鍛冶が媼(かじがばば)

鍛冶が媼 かじがばば
-土佐国野根(とさのくにのね)と云処に鍛冶屋(かぢや)ありしが、女房(にょうぼう)を狼(おゝかみ)の食殺(くひころ)しのり移(うつ)りて、飛石(とびいし)といふ所にて人(ひと)をとりくらひしといふ。-
『繪本百物語』-桃山人夜話-(画図文)にこう記されている。
鍛冶が嬶(かじがかか)とも。
この話は、千疋狼(せんびきおおかみ)として全国的に見られる話のようだ。
代表的なところで、高知県の「鍛冶が嬶」(かじがかか)、島根県の「小池婆」(こいけばば)、新潟県の「弥三郎婆」(やさぶろうばば)等。
おおむねの話は、夜に狼の群れに襲われた人が木の上に避難。
すると狼達はそれぞれが肩車をし櫓を組み、木の上の人を襲おうとする。
しかし、あと一歩届かない。
そこで、狼達は親玉である物の怪のリーダーを呼ぶこととする。
呼ばれて登場したリーダー(白毛であったり、一回り大きかったり、はたまた猫や鬼婆だったり)は、
櫓の天辺に登り人に襲いかかろうとするが、反対に刃物で切りつけられあえなく退散。
夜が明けて、木から降り滴り落ちた血痕を辿ってみると、とある家(鍛冶屋)へ辿り着く。
物の怪は、傷を負ってその家の女房(母親)になりすまし寝ていたが、そこでとどめを刺される。
狼の習性や統率力を恐れた話のようだが、
昔は、日本にも狼が数多く生息していたのだろうか。
そう言えば、 気まぐれ童人さんのブログに狼(?)に遭遇したと云う貴重な話があったな?。
「リーダーを呼べ?!」( ;゚Д゚)」
「リーダー!リーダー!」( ;゚Д゚)」
「待たせたな?!」(  ̄∀ ̄)ノ☆
「リーダーどうぞ!」( ̄ー ̄)ノ
「うおっ、あぶっ、あぶ、あぶっ」((ヽ(; ̄皿 ̄;)ノ))
「リーダー …?」( ;゚Д゚)
「わし…、高所恐怖症やねん…」(;一_一)
面白くもなんともないんじゃ!(#゚Д゚)=○)`Д)、;'.ヘブッ
妖会記:鍛冶が媼(かじがばば)に会いました( =゚ω゚)=3
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