山颪

山颪 やまおろし
-豪猪(がうちょ)といへる獣(けもの)あり。山おやじと言ひて、そう身の毛はりめぐらし、此妖怪(ようくわい)も名とかたちの似たるゆへにかう言ふならんと、夢心におもひぬ。-
鳥山石燕の『百器徒然袋』にこう記されている。
時は天明、妖怪絵師の鳥山石燕さんは寝転がって本を見ていました。
江戸時代の百科事典と称される『和漢三才図会』と云う本です。
「案が出ねえ、なんか良い種はないもんかね?」
「うん?なんだこりゃ?」
「スッゲー!唐土あたりにゃ、こんな獣がいるのかい!」
「全身、針だらけじゃーねえか!」
「なになに、豪猪:やまおろし?」
「こいつぁーいいや、おろし金みてーだから、やまおろしってか」
「こりゃ?描かねえ手はねえぜ」
「妖怪、山颪:やまおろし、しゃれがきいてら?」
妖怪、山颪(やまおろし)の誕生です。
私の脳内劇場でした。( ;´Д`)ゞ
今夜は、このへんで。( ゚Д゚)」イヨーー ペンペン
(゚д゚)ノこれは、ビックリマンチョコのシールですか? ちがいますヽ(;´Д`)
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