★百々目鬼(どどめき)

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百々目鬼  どどめき

-函関外史云(かんくはんぐはいしにいはく) ある女生れて手長くして、つねに人の銭(ぜに)をぬすむ。忽(たちまち)腕(うで)に百鳥(ひゃくてう)の目を生ず。是鳥目(ていもく)の精(せい)也。名づけて百々目鬼(どどめき)と云。外史(ぐはいし)は函関以外(はこねからさき)の事をしるせる奇書(きしょ)也。一説にどゞめきは東都(とうと)の地名ともいふ。-
鳥山石燕の『今昔画図続百鬼』にこう記されている。

腕に百もの目玉を持った女妖怪。
元は人間であったが、盗み(すり)が過ぎるので祟りにあい腕に鳥目(目玉)が出来るようになったと云う。
鳥目とは、銅銭のこと。
穴のあいた銅銭が鳥の目に見えたことから、そう呼ばれるようになったらしい。
また宇都宮にこの名の鬼の伝説があり、退治した地がそのまま地名になったと云う説もある。


百々目鬼さんの悩み
・焦点が合わない (;@皿@))」ウオー!
・あくびをすると両袖が涙で濡れる  ・゚・(ノД`;)・゚・
・自分の脇毛が目に入る ~(-д・。) ☆イテ


なんかさ~利点はないの~?( ̄0 ̄) ノ



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なんか画がもう一つなので違う画を描いてみた。
百々目鬼(どどめき)鬼バージョン。
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★大禿(おおかぶろ)

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大禿  おおかぶろ

-伝へ聞、彭祖(はうそ)は七百余齢(さい)にして猶慈童(じどう)と称(せう)す。是大禿(おおかぶろ)にあらずや。日本にても那智高野(なちかうや)には頭禿(こうべかぶろ)に歯豁(はあばら)なる大禿(おおかぶろ)ありと云。しからば男禿(おとこかぶろ)ならんか。-
鳥山石燕の『今昔画図続百鬼』にこう記されている。

ここでの禿とは、遊郭に住む遊女の見習いの童女のこと。
大禿は、名前のとおり大きな童女の妖怪のようだ。
しかし、男色専門の茶屋で働く少年達も禿の姿であったと云う。
解説文にもある「男禿(おとこかぶろ)ならんか」。
ひょっとしたら禿姿の男の妖怪なのかもしれない。
花魁に殺された禿が化けたものと云う説もある。

原画での大禿は菊の花柄の着物を着ている。
そして解説文に出てくる彭祖(はうそ)と云う中国の長寿の仙人。
どうやら男色家を風刺した石燕先生の絵解きや言葉遊びがあるようだ。


否哉(いやや)と云うおネエ系の妖怪がいるけど、
大禿もそっち系の妖怪なのかしら。(゜д゜)ゞ
昔は、男色も結構オープンだったと聞くから妖怪にもいるんだろうな~。(;´Д`)
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