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★塩の長司(しおのちょうじ)

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-家(いへ)に飼(かひ)たる馬(うま)を殺(ころ)して食(くひ)しより、馬(うま)の霊気(れいき)常(つね)に長次郎(ちゃうじろう)が口(くち)を出入(でいり)なすどぞ。この事(こと)はむかしよりさまざまにいひつたへり。-
『繪本百物語』-桃山人夜話-(画図文)にこう記されている。

加賀国(石川県)小塩の浦に塩の長司という長者がおり、300頭もの馬を飼っていた。彼は獣肉食を好み飼っている馬が死ぬと、その肉を味噌漬けや塩漬けにして食べるのを常としていた。ある日、役に立たなくなった老馬を打ち殺し食べたところ、その夜の夢に現れ長司の喉に食いつく。その日から老馬を殺した時刻になると老馬の霊が現れ長司の口から入り込み腹の中を暴れ回るようになる。この苦しみは六時間にも及よび、長司は苦痛に耐えかね自分の悪事やあらゆる暴言を吐きつづけた。医術や祈祷など試したけれど一向に治る気配はなく、百日ほど経ったころ遂に馬が重荷を背負うような姿で死んでしまったと云う。

これは、長司が妖怪と言うのではなく馬憑きの怪現象の話。
この時代、獣肉を食べるのは悪食とされ、人の労を助ける馬や牛を食べるのは、とんでもないことだったのかもしれない。


馬を飲む男の見世物小屋があったと耳にした事がある。
今だとCGとかあるけど、当時はどんなトリックだったんだろう。( ̄0 ̄;)
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★溝出(みぞいだし)

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溝出  みぞいだし

-ある貧人(ひんじん)の死(し)したるを、すべきやうなければつゞらに入(い)れて捨(すて)てたりしに、骨(ほね)と皮(かわ)とおのづから別(わかれ)て、白骨(はくこつ)つゞらを破(やぶ)りておどりくるひしとぞ。-
『繪本百物語』-桃山人夜話-(画図文)にこう記されている。

ある貧乏人が亡くなり、周辺の人達は処分に困り亡骸を葛篭(つづら)に入れて辻に捨てた。
すると亡骸の骨と皮がひとりでに分かれて白骨となり葛篭を破り踊り狂ったとある。
どんな人間でも死者を粗末に扱ってはいけないと云う意味のようだ。

昔は墓を作れるのは高貴な人だけで、庶民は大体亡くなると野ざらし(風葬)であったそうだ。
野犬やカラスに喰われ、人が朽ち果てる様が怪異そのものだったのかもしれない。


辻に放置された朽ち果てた葛篭。
一見して怪しい感じですが…。
おはようございます。渡辺篤史です。
今日の建物訪問は、外部はボロボロの葛篭、しかし、内部は一転。
住んでる方は以前人間だったと仰る溝出(みぞいだし)さん。
さてどんな空間が待っているでしょうか。

あっ、おはようございます。
今日はよろしくお願いします。
いや~凄まじい外観ですね。
なるほど、この所々が破れているのは採光と通気が考えられて訳ですね。
そして、手足を出して移動も可能と言う訳で、いや流石です。
それでは内部の方へ。
いや~腐臭の香りがプ~ンと香ってきますね。
いい香りだ。
いやいやいや~中は意外に広いですね~。
リビングとキッチンが一続きで開放感があります。
梁からぶら下がった肋骨と内蔵がオブジェとなって、なんともステキです。
リビングへお邪魔してみましょう。
この大画面のテレビで映画とかご覧になるんですね。
いや~このソファーも楽チンだ。
この画は?
シャガールですか!
広い壁に絵画が一転、ギャラリーと言うより美術館の雰囲気がありますね。
キッチンに進みますと…


最近、建物番組にはまっている私です。(゚∀゚)))))

★波山(ばさん)

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波山  ばさん

-深薮(ふかきやぶ)のうちに生(しょう)じ、常(つね)に口(くち)より火(ひ)を吐(はき)て夜々(よよ)飛行(ひげう)すとぞ。-
『繪本百物語』-桃山人夜話-(画図文)にこう記されている。

「婆娑婆娑(ばさばさ)」「犬鳳凰(いぬほうおう)」とも。
山中でバサバサと羽音をさせ人を驚かす鳥系妖怪。
また深夜にバサバサと門を叩き、音に気づいて外に出てみれば何も居ないと云う怪現象もこの妖怪の仕業とされている。
口から吐く炎は、狐火などと同じで物を燃やすことはないと云う。
実在の鳥、ヒクイドリ(火食い鳥、食火鶏)がモデルになったとも云われている。


私、幼少のころ巨大鳥を見た事があります。
虫歯痛で泣いていて母におんぶされ外に出たときの事。
バサバサバサバサ
100m先に見える民家の防風林の松に大きな鳥が飛んで来て止まったのでございます。
そして、その木にはなんと巣があり小鳥が餌をねだってるではありませんか。
「うわ~なんて大きな鳥なんだろう。あれが鷲って言う鳥なのかな~」
と歯痛に顔を歪めながら思っていたのです。
夢か現か幻か。
未だにはっきりしない記憶でございます。( ̄_ ̄)ノ

因みに兄も同じ場所で巨大鳥を見ております。
ま、まさか…  あれが、波山(ばさん)か! (;゚Д゚)
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