★琴古主(ことふるぬし)

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琴古主  ことふるぬし

-八橋とか言へる瞽(こ)しやのしらべをあらためしより、つくし琴(こと)は名のみにして、その音いろをきゝ知れる人さへまれなれば、そのうらみをしらせんとてか、かゝる姿をあらはしけんと、夢心におもひぬ。-
鳥山石燕の『百器徒然袋』にこう記されている。

琴の付喪神。
八橋とは、筑紫箏(つくしごと)の八橋流創始者の八橋検校のこと。
その筑紫箏が廃れてしまい、それを忘れられまいとして琴が化けたらしい。

盲目の音楽家は、三味線、琵琶が知られるが、琴もあったと云うこと。


この“琴古主”は、以前スターウォーズをパロって遊んでいた“琵琶牧々”“三味長老”はセットのようですな。
ですので『ジェダイマスター 三賢者』と云うことで。( ゚∀゚)
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★リニューアル

ちょっと気分転換。
ブログのテンプレートを変えてみました。

★山精(さんせい)

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山精  さんせい

-もろこし安国県(あんこくけん)に山鬼(さんき)あり。人の如(ごと)くにして一足(いっそく)なり、伐木人(そまびと)のもてる塩(しほ)をぬすみ、石蟹(いしがに)を炙(あぶ)りくらふと、永嘉記(えいかき)に見(み)えたり。-
鳥山石燕の『今昔画図続百鬼』にこう記されている。

中国の妖怪で別名「山鬼」。
山の妖怪に多い一本足であるが、この妖怪は逆向きに付いていると云う。
文中に「塩をぬすみ、石蟹を炙りくらふ」とある。
どうやら蟹好きみたいだ。
今昔画図続百鬼にも蟹を持って小屋を伺う様子が描かれている。
塩を盗もうとしているのだろうか。


(  ̄д ̄) あの~ ちょっと塩を分けてもらえませんかね~? 
(; ̄Д ̄) いや、怪しいもんじゃございません 
( ̄д ̄ ) ほれ、山に棲んでる山精ってもんです 
( ・∀・) そうそう、あの『永嘉記』に載ってる 
(⌒∇⌒ ) そうそう、あの山精です
(///∇//) いや、有名ってほどでもないんですけどね…
(///ω//) まあ河北省辺りではちょっと名の知れたって云うか…
(///∇//) 自分で言うのもなんなんですがね
(*´Д`) あ、いや 一つまみで結構ですんで…
(´Д` ) いや~ これは、これは、どうも済みません
(´Д`;) ほんと一つまみで… あ、いや… そ、そうですか~
( ´∀`) じゃ、よかったらこれどうぞ
(*´Д`) いやいや、まだ沢山あるんで… どうぞどうぞ
(。 ・ρ・ ) 炙って塩ふると美味いんですわ
( ´∀`) いやなにね、いい蟹が捕れたもんで
( ´ー`) 今日はこれで一杯と思いましてね
(;´Д`) いや~済みませんね~
( ;゚Д゚ ) いや、そんなことまでして頂いては…
(;´Д`) も~う、強引なんだから~
( ´∀`) じゃあこんどあれ、鮎もってきますよ

 

止まらなくなっちゃった。(ーー;)
なんだよこの会話…。


「サンセイのハンタイなのだ!」(゚Д゚)ノ

★「ちみちみ怪々」新作!第九話『ろくろくび姐さんの恋』

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ちみちみ怪々 第九話 「ろくろくび姐さんの恋」

粋であねご肌のろくろくび姐さん。
惚れっぽいのが玉に傷・・・
今回のお相手は、回船問屋の若旦那。

姐さん、そりゃあないよ!

それでは、ちみちみちみちみまいりましょう。

★苧うに(おうに)

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苧うに  おうに

鳥山石燕の『画図百鬼夜行』に載っているが何の解説も無い。
調べるに、どうも山姥の一種のようだ。
村上健司先生の妖怪辞典によると、
宿を乞う山姥が一宿一飯の恩義でその家にある一桶ぶんの苧をあっという間に績む昔話があるらしい。
苧とは植物の茎の繊維から造った糸(麻糸)のこと。
画を見ると成る程、凄い形相の老婆(?)が、糸なのだろうか全身が毛に覆われた姿で描いてある。

これはあれだな、流しの紡績名人のお婆さんのことだな。
そう言えば、似た妖怪で徳島の『麻桶の毛』や福岡の『木綿ひき婆』ってのがいる。

毛がね、髪の毛がね、2月に切って以来放っておいたらね、伸びたのね。
今のわたしは、苧うにちゃん。(*´Д`)=з
頭が重い…。(;一_一)




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