小豆洗(あずきあらい)

小豆洗 あずきあらい
-山寺の小僧、谷川に行きてあづきを洗ひ居たりしを、同宿の坊主意趣ありて、谷川へつき落しけるが、岩にうたれて死したり。それよりして彼小僧の霊魂おりおり出て小豆をあらひ、泣つ笑ひつなす事になんありし。-
『繪本百物語』-桃山人夜話-(画図文)にこう記されている。
桃山人夜話巻第五では、小豆洗いの小僧の話となっている。
寺の和尚さんが小僧さんを引き取った。この小僧さん、升の小豆の数を言い当てる(サヴァン症候群と思われる)特技を持ち和尚さんに可愛がられたそうだ。それを妬んだ同寺の僧が小僧さんを井戸に投げ込み殺してしまう。以来、小僧さんの霊が夜な夜な近くの川で小豆を洗い数を数えるようになったと云う。
アズイアライ、アズイアライド、アズキコシ、アズキゴシャゴシャ、アズキサラサラ、アズキスリ、アズキソギ、アズキトギ、アズキトゲ、
と地方により呼び名が違うがあちこちに居るメジャーな妖怪さん。
何をする妖怪なのか? …小豆を洗うだけ。(゚∀゚)))))
しかし、この洗う時の音に意味があるように思う。
誰もいないのに川から小豆を洗う音がする。
「あーこれは小豆洗いが小豆を磨いでいるんだ」と怖くて川へは近づかない。
子供達の水難を避ける為の訓話なのかもしれない。
レポーター:「皆さん、こんにちは!今日の『匠の職人』は、小豆を洗って二百年、小豆洗さんにお越し頂きました」( ´∀`)
小豆洗:「……」(///ー//;) しょきしょき
レポーター:「小豆洗さん、こんにちは!」( ´∀`)/
小豆洗:「お、おう!」(///Д//;) しょきしょき
レポーター:「早速ですが、小豆しか洗わないんですか?」( ´∀`)
小豆洗:「お、おう?! 大豆洗ったら“大豆洗”になっちまうじゃねえかよ!」(; ̄Д ̄)
レポーター:「試しにこれ洗ってもらえますか?」( ´∀`)
小豆洗:「お、おう?! 空豆洗ったら“空豆洗”になっちまうじゃねえかよ!」(#`皿´)
レポーター:「じゃ、これはどうですか?」( ´∀`)
小豆洗:「お、おう?! ヒヨコ豆なんか洗えるか!」(#;`Д´;)ノシ☆
ねえ知ってる?
ヒヨコ豆は、ヒヨコの頭蓋骨に似てるからヒヨコ豆って言うんだよ。( ´∀`)ノ
♪小豆磨ごおか人獲って喰おか? あ、しょきしょき♪
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