★あすなろ小僧(あすなろこぞう)

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あすなろ小僧  あすなろこぞう

なろう!なろう!あすなろう!明日は檜になろう!
なろう!なろう!あすなろう!明日は勇気の人になろう!
なろう!なろう!あすなろう!そしてみんな笑顔になろう!


あすなろう!
この先どうなるのかと不安になる毎日。
しかし明日にはこうなろうとする前向きな姿勢。

ガンバレ!日本!

がんばれ… 俺。(; ̄皿 ̄;)


“あすなろ小僧”は、永井豪先生の「ドロロンえん魔くん」に出てきた妖怪。
「なろう!なろう!あすなろう!明日は人間になろう!」
と人間になりたくて地獄を脱走する。
しかし人間界に入り込み、人間になるため自分なりに模倣するが、それは人間に害を及ぼすことばかり。
えん魔くんは閻魔大王から指令を受けあすなろ小僧を追うこととなる。
結局あすなろ小僧は人間にはなれなかったが、人間の友情というものを知り改心し地獄に戻る。
小さい頃見たアニメだが、未だに強く記憶に残っている。
怖いけどなぜか悲しげで憎めない妖怪だった。

★襟立衣(えりたてごろも)

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襟立衣  えりたてごろも

-彦(ひこ)山の豊前坊(ぶぜんぼう)、白峯(ふう)の相模(さがみ)坊、大山の伯耆坊、いづなの三郎、富士太郎、その外木の葉天狗まで、羽団扇(はうちは)の風にしたがひなびくくらまの山の僧正坊のゑり立衣なるべしと、夢心におもひぬ。-
鳥山石燕の『百器徒然袋』にこう記されている。

鞍馬山の大天狗、僧正坊が着ていた僧衣が妖怪になったものらしい。
僧衣の付喪神と言ったところか。
襟立衣は本来後頭部の襟を高く立てた僧衣のことで、位の高いお坊さんが着るもの。
大天狗が身に着けたことで霊力が宿り化けたのかもしれない。

石燕先生の画では立てるはずの襟が手前に折れ曲がり妖怪の顔を隠す形になっている。
本来の形はこうか?
eritate2.gif
(゚∀゚)))))

★油赤子(あぶらあかご)

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油赤子  あぶらあかご

-近江国(あふみのくに)大津の八町に 玉のごとくの火飛行(ひぎやう)する事あり。土人云、むかし志賀の里に油をうるものあり、夜毎(よごと)に大津辻(つぢ)の地蔵の油をぬすみけるが、その者死(しゝ)て魂魄炎(こんぱくほのほ)となりて 今に迷(まよ)ひの火となれるとぞ。しからば油をなむる赤子は此ものゝ再生(さいせい)せしにや-
鳥山石燕の『今昔画図続百鬼』にこう記されている。

油を舐める赤ん坊姿の妖怪。

解説によると、近江の大津に火の玉が飛ぶ怪事があった。
それは昔、盗んだ油を里に売りにきた者の死後の迷える魂ではないかと。
それから村では油を舐める赤ちゃんが現れた。
これは油売りが再生したものではないかと。

油を盗んで罰があたり妖怪になった話しは叢原火姥が火にもあり、当時は油が必需品であったことが伺える。
しかし、解説文では妖怪にならず人間として再生した話しのようだが、一説には火の玉のようなものが飛んで来て赤子の姿になり油をなめ、そしてまた火の玉のようなものになり飛び去るという解釈もあるそうだ。


子供はなんでも舐めるからなのか?
あと当時の灯油は魚油だからよく猫が舐めたとある。
猫の鳴き声は赤ん坊の鳴き声に似てるからそう思ったのか?
まあ子供が油を舐めてみて「あ、これ魚の味がする」ってぺろぺろ舐めたらくせになったとか。
冷蔵庫の前でマヨネーズを舐めてる子供もいるしね。
これも油赤子の一種じゃね?(゚∀゚)))))

あっ、私ね子供のころ従妹と一緒に新しいジュースを開発しようって言って醤油と何かを混ぜて飲んだ事があったのよ。
その後、気持悪くなってもう2人とも大変。
叔母さんがね「お前等なにを飲んだんだー?!」って訊かれたから「醤油!」って答えたら「バカーっ!」って。
下手したら死んでたかも…。(; ̄Д ̄)

(  ゚Д゚)⊃旦 < 油どうぞ
(  ゚Д゚)⊃旦 < 醤油どうぞ


★大蜘蛛(おおぐも)

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大蜘蛛  おおぐも

怪談や民話などに登場する大きな蜘蛛の妖怪。
蜘蛛の怪異に関する総称でも使われ、前の土蜘蛛も大蜘蛛と呼ばれる事もある。
年を経て妖力を身につけた蜘蛛が人を襲う話が一般的。

蜘蛛が巣を張り捕食する姿は、不気味であるがなぜか魅了されたもんです。
妖怪化するのも分かる気がする。


2010-04-07 投稿
【虫系妖怪対抗 チキチキ 誰が本当のムシキングだ!スペシャル むしむし大行進!】
今更でどうでもいいけど、常元虫(じょうげんむし)
のつづき。

プチッ!☆

大蜘蛛:「ムシキングの会場ってここ?遅れちゃったけどい?い?」( ´_ゝ`)

オカチン:恙虫さんが???!!」。゚(゚´Д`゚)゜。ウァァァン

大蜘蛛:「… あ、ごめんね…」(  ̄д ̄;)ゞ

オカチン:「じゃあ… 大蜘蛛さんがムシキングってことで…」(´;ω;`)

大蜘蛛:「あ、でもね… わし虫ちがうって言われた事あるんですわ」(  ̄д ̄;)ゞ

オカチン:「ええ?!虫じゃないんですか?!?」( ̄□ ̄;)

大蜘蛛:「あ、なんかね… 足の本数が違う?とか言われて…」(;一_一)ゞ

オカチン:「虫でいいんじゃないですか、虫=昆虫じゃないみたいですし」( ̄△ ̄;)

大蜘蛛:「あ、そうだよね… 昔はムカデとかヘビも虫あつかいだったしね…」(;一_一)ゞ

オカチン:「それじゃムシキングは大蜘蛛さんに決定!」(ノ´▽`)ノ

大蜘蛛:「あ、ところで… このつぶれてる虫は何?」(;一_一)ゞ

オカチン:「なんですかね………… 害虫かなんか…」???(゜д゜)ゞ

★茨木童子(いばらきどうじ)

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茨木童子  いばらきどうじ

-都良香(とりやうかう)らせうもんを過て一句(く)を吟(ぎん)じて曰(いはく)、気霽風梳新柳髪(きはれてはかぜしんりうのかみをけづる)と。その時鬼神(きしん)一句(く)をつぎていはく、氷清波洗旧苔鬚(こほりきえてはなみきうたいのひげをあらふ)と。後(のち)、渡辺綱(わたなべのつな)がために腕(うで)をきられ、からきめ見たるもこの鬼神(きしん)にや。-
鳥山石燕の『今昔百鬼拾遺』「羅城門の鬼」にこう記されている。

酒呑童子と共に大江山(大枝山)を拠点に京を荒し回っていた有名な鬼。
摂津(大阪)は茨木出身なのでその名が付いたとあるが諸説色々。
小さな頃から鬼子と呼ばれ、悪名売り出し中に酒呑童子と知り合い意気投合して子分になったとか、
捨て子だったのを酒呑童子に拾われ立派な悪党に育てられたとか、
はたまた鬼女であったとも伝えられている。

茨木童子は、四天王の一人渡辺綱と闘う物語が有名。
羅城門にて綱に片腕を切り落とされた鬼が伯母に化け腕を取り戻すため屋敷にやって来るというもの。
また茨木童子は、大江山の鬼退治にて四天王との死闘で唯一生き残った鬼でもある。

能、歌舞伎などの演目で混同されてるが、羅城門の鬼と茨木童子は別の鬼だと云う説も。


結構悪名が響き渡ってますよ茨木童子さん、今後の展開は?

やっぱ、全国制覇っしょ!(///∇//)ゞ

大江山に酒呑童子って凄いのが居るって聞いたんですけど?

なにそれ?聞いた事もねえよそんな名前 ( ̄‥ ̄)=3 フン
いつかはぶつかる相手かもしれねえけど、
所詮俺の敵じゃあねえな ( ゚ー`)y-~~

俺はな喧嘩も走りも命賭けてんだ!(;゚皿゚)」


鬼ってイタイ系?

後に、酒呑童子と共に京を脅かす鬼として有名になるが、それはもうちょっと先のお話。
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